「三方良しの公共事業改革推進カンファレンス2010」を終えて

今年で４回目の開催となる｢三方良しの公共事業改革推進カンファレンス｣のテーマは「国民の期待に応える公共事業を目指す三方良し」と題して、社会資本整備のあり方、公共事業のあるべき姿について、各地で展開されている具体的な事例紹介をはじめ、座談会ではマスコミ、民間、行政、建設業界、それぞれの立場の方々が議論されました。

社会、経済が混迷の時代に入り、厳しい財政事情などを背景に公共事業を取り巻く環境はますます厳しくなっています。しかしながら地球環境の変化とともに自然災害が多発し、国民は大きな不安を抱えています。このような環境において、限られた予算の中で、いかに社会資本の充実を計り、国民の安全・安心と国土を守ることが、社会資本整備に関わる人々に問われています。

どんなに厳しい時代であろうと社会に最大の利益をもたらすために、発注者と施工者が一致協力して公共事業に取り組み、国民、施工者、発注者の三方に利益をもたらし、さらに財政の健全化に貢献し、社会的責任を果たすことが三方良しの公共事業改革の精神であります。

すべては住民の安全安心のために「住民良し、企業良し、行政良し」を合言葉に、発注者、施工者のパートナーシップ精神と信頼関係を更に高め、国民に良質なインフラを提供し、喜ばれる三方良しの公共事業の精神と価値観を全国に広める活動を継続していく所存でございます。

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